泥沼日誌: 整備   
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2012年2月18日

A humble tire regroover

■地元十勝で開催されるレースなのだから、一度は出ておかなければと思うこと幾年月。しかし、雪上スペシャリストの強者達に対抗するには、それなりの準備をしなければならない。マシンは一台しかないのでしょうがない。問題はタイヤだ。スパイク、チェーン、荒縄等の追加工が禁止されるため、タイヤの滑り止めのために各自工夫を凝らす。コンパウンドの柔らかな角のある新品タイヤのブロックに、スタッドレスタイヤ然としたサイプを刻むのがほぼ定番となっている。だがしかし、うちにはすり減って角の丸くなったタイヤしかない。わざわざ雪上レースのためだけに新品タイヤを買って、ブロックを切り刻むなどという、ブルジョワ階級のような行為はできない。毎年こんな葛藤を繰り返しながら、古タイヤにフレッシュな角を再生できないものかと、構想を練ること数年、あるアイデアが浮かんだ。だがしかし、それを実践するためにはとても高価な工具が必要となる。原理はとても簡単なんだが、なんとかならんのか…じゃあ作ってしまええい。

ということで、前置きが長くなりましたが、手持ちの道具をチョチョッと改造してみることにしました。



100Wの半田ゴテをバラしてコテ先をシーラーのものに交換、厚さが薄いのでステン板を切ってスペーサー、おなじくステン板を切って穴開けて片面を研いで刃を付けます。



ぱぱっと組み立ててこんな感じ



早速電源を入れて、チンチンに赤熱するまで余熱をかけてスパッと試し切り



どうですか、この鋭角エッジの深溝は。ブロックの外側は減りすぎて、角を付けるには大幅に削らなければならない。ならば、真ん中に深溝を刻めば、溝の切り口が角になるのではないか…と

試し切りの結果、コテ先、カッターの余分なところで放熱しているせいか、いまいち温度が上がらず。引いて切る形だと、カッターがタイヤから離れるときに、勢い余って作業者の方へ吹っ飛んで来ることがあり非常に危険だ。(危うくフリースに穴を開けるところだった)それを考慮のうえ、より使いやすく改良したのがこれだ



名付けて、古タイヤの溝彫り職人"ニック・アップルトン"

古いSF小説からのパクリです…

2011年4月16日

痺れるマシン

■先月のチャリティーライドでは、今シーズン初の走行にも関わらず、冬の間スノーシューを履いて雪の中を漕いで歩いたおかげか体の動きもまずまず、メンテフリーのマシンも思いの外好調で、とてもよい練習となった。
400ccの有り余るパワーはディープサンドも物ともせず、気持ちよい加速をしてくれる。本当に痺れるくらいの気持ちよさ。調子よく走って体が暖まり汗がにじんできた頃、ん、気のせいか指先がピリピリと...

そうです、漏れてました。クラッチレバーに指が触るたびに電撃が走ります。指にピリピリとくるのは以前からたびたびあったが、今回のは桁違い。クラッチを握ろうにもビシビシくるので、ブレーキングごとにエンスト。さすがにヤバイと思い、パドックへ戻ってエンジンを止めようとすると、今度はキルスイッチを押してもエンジンが止まらない。

もう10年以上経つこのマシン。いつどこがどのように壊れても不思議ではないが、点火系の配線に断線とリークという二つの障害が同時に発生。現地ではレバーにテープを巻いて急場をしのいだが、これはさすがにたまらんということで、明日のフリーライドの前になんとか処置を行います。



タンク、シートを外してワイヤーハーネスを摘出。しばらく公道は走れないため電装系は撤去。キルスイッチの配線を外して、まずキルスイッチを分解してみる。あぁやっぱり、中は錆だらけで接点には電蝕の跡が。



普段走っているところが所だけに塩分が至る所にこびりついている。そのため比較的高電圧の点火一次系がスイッチ内部に付着した電解質を伝ってハンドルバーへリーク、ついでに電極も電気分解によって生じたイオンで腐食という結果。これはお湯で綺麗に洗って錆を磨いて、むき出しの配線部分をホットメルトでカバーする。

続いて、配線部分をチェック。公道仕様とするためにノーマルのキルスイッチと並列に追加したキースイッチの配線部分で切断していた。先ほどの電装系ハーネスは自分で作り直したのだが、点火系のハーネスは新車購入時にショップで加工した部分がそのまま。一応電気工学科卒の自分には許し難い配線処理だったが、チェックしていない自分が悪いのだ。錆びて黒くなった芯線をなんとか半田付けして、熱収縮チューブで被覆、ハーネステープをがっちり巻いて応急修理完了。

修理後、念のため絶縁抵抗を測ってみたら、スイッチオープンで3.9MΩ。ダメかなこれは。後でスイッチごと交換しよう。

せっかく裸にひんむいたマシンだから、フレームの痒いところまでシリコンスプレーを噴きかけて磨いてあげた。今回も見なきゃ良かったと思う箇所があちこちに。組み上げてエンジンを掛け、クラッチレバーにおそるおそる触ってみた。ビリビリこない。キルスイッチも効く。すばらしい。(当たり前だ)



さぁ、とっととブログをアップして早く寝るぞ。明日は午前4時にHOPへ出発だ。

2010年5月6日

ゴールデンウイークでした

■が、天候に左右される仕事ゆえ休みが取れるかどうかもわからずで、遠出はせずに地元の海でサクラ鱒でも釣ろうかと思い、ヘビータックルをひたすらフルキャスト。さすがに2日目には身体中が悲鳴をあげたので、昨秋からトランポに積みっぱなしだったバイクを下ろして整備しました。

事情によりバイクの置き場所がないためハイエースに積みっぱなしのバイク。そのままではサスに負担がかかるため、自作のフォークストッパーで対策は万全のはずでしたが、


やっぱりフォークオイルが漏れていました。3年ぐらいシール交換してないので当然ではあります。ちなみにこのフォークストッパー、トランスフォームします。



とりあえず漏れたフォークオイルを落として綺麗に洗車し、空っぽだったタンクにガソリンを入れてエンジンを掛けてみます。ガソリンを完全に空にすると、ガソリンコックやキャブのシールが硬化してしまうのであまりよくないのですが。

シーズン始めにエンジンを始動するには、ガソリンコックを開けてガソリンがキャブへ落ちるのを待ち、デコンプレバーを握って空キックを10回ほど、これでオイルポンプが回りシリンダーヘッドやクランクにオイルが供給されます。そしてスロットルを数回開け閉じして加速ポンプのダイヤフラム内へガソリンを供給し、チョークを引いてキックを踏んでクランクを上死点まで回し、デコンプを握ってクランクを1/4ほど回してピストンを上死点から外し、そして一気にキックを踏み下ろす。正しい儀式を経ると一発でエンジンがかかりました。



エンジンが掛かったのは良かったのですが、通常起こり得ない事が起きるのが古いバイクの宿命。ゴールデンウイーク中に乗りに行くのはあきらめ、再びハイエースの中へ格納しました。

2009年12月5日

一本サス

ヤマハ発動機のサイトに今年のモーターショウで配布されたと思われる『ヤマハ二輪車技術ガイド』という文書がアップされました。現代のモーターサイクルに搭載されているさまざまな技術の原理とその効果が、日本語と英語によって解説されています。その中には、最先端のYZ450Fで用いられている前方吸気・後方排気やオフセットシリンダーの他に、ピーキーで扱いにくかった2stエンジンの特性を改善したYPVSや、モトクロス界に革命をもたらしたとも言われるモノクロスサスペンションなど、歴史的にエポックメーキングな技術の解説も含まれています。ヤマハユーザーのみならずバイクに興味のある方は、読んでおくとためになる文書だと思います。

モノクロスサスといえば、私がその存在を知ったのは実車のYZ250ではなくて、ラジコンのYZ250でした。その当時バイクと言えばリアサスは2本が当たり前で、三角形のスイングアームに寝かせて装着されたショックユニットは、子供だった私にも見るからに最新技術であると感じさせる物でした。それ以上に驚いたのは、人が乗っていない模型の二輪車が倒れずに走るばかりではなく、自由に左右に曲がれることでした。もう30年以上前の話です。

2009年10月23日

おひとりさま

■ちょっと気が早いかも知れませんが、冬に備えてスタッドレスタイヤを引っ張り出し綺麗に洗って錆を落とし、トレッド面にはさまっている小石を撤去しました。ブロックの間にはさまっている石はたいして気になりませんが、サイプの中にはさまっている小さな石は薄く角が尖っているため、パンクの原因になりはしないかと気になります。

作業しながらマジマジとタイヤを眺めると、フロント右側に装着していたタイヤの減り方が際だっています。ハイエースは前が重く、さらに運転手一人で乗っていると右側に重心が偏り、さらに日本に於いては、左側通行で交差点での左折の半径が小さく外側のタイヤに負荷が掛かるため、右前のタイヤだけが減ってしまうというわけです。

今のタイヤは回転方向が無い物を使っているので、前後左右たすき掛けでローテーションしていますが、以前回転方向指定のスタッドレスを使っていたときは、前後でしかローテーションできなかったので、右側だけが異常に減ってしまいました。一度逆向きに装着しましたが、ブレーキが全然効か無くてかなり焦りました。タイヤが減っていたせいかも知れませんが...

2009年10月17日

水抜き

■今日は、先日の北海道XC倶知安大会で酷使してしまったYZ400Fの水抜き作業をしたのだ。倶知安ではライダーとして走ったわけではなく、コースの確認で都合3周ほど走ったのだ。前日の土曜日は減ったタイヤでも余裕だったけど、夜中に雨が降ってしまって日曜の朝は大変だったのだ。マーシャルの若い衆を引き連れて先導したのだけど、あのチュルチュル登りで失敗してしまったのだ。ベストラインを走ればなんてことは無いのだけど、コースコンディションの確認のため普通は使わないラインを走ったためなのだ。あと数メートルで登頂というところで失速。レースの時に使えるように無理して溝を掘ってラインを作りながら登ったら、当然のようにオーバーヒート。初代YZ400Fはラジエータ容量が小さくて、アイドリングで2~3分おいておくだけで水を噴いてしまう、とても恐ろしい乗り物なのだ。WR用のリザーバータンクをつけいるのだけど、コース確認を終えて冷却水を見たらスッカラカンだったのだ。


というわけで現地で生水を補給したまま放っておいたので、中が錆びるといけないので水を抜いてクーラントに入れ換えたのだ。ここで一つ注意することがある。ラジエータクーラントに使われているエチレングリコールという成分は毒性があるので、そのまま下水に流したりしてはいけないのだ。今回はオーバーヒートでクーラント成分がほとんど無くなっているので、ちょっと辺りを見回して人がいないうちに放水したのだ。そして冬も近いので-40℃対応の不凍液を入れて作業は終了。冬の寒さが厳しい北海道では、冬季保管中に冷却水が凍ってラジエータが破裂したり、シリンダーにクラックが入ったりゆがんだりしてしまうのだ。夏の間、生水を足してクーラントが薄まっている人は要注意なのだ。

冬に向けて、あともう一つ水抜きしておくところがある。パイプフレームやスイングアームの中に入り込んでいる水だ。知っている人は知っていると思うけど、スチールパイプのフレームやスイングアームの下側には水抜き用の穴が開いている。泥遊びが過ぎるとここに泥が詰まってフレームの中に水がたまり、それが冬の間に凍ってフレームが裂けることもあるのだ。水が入っていれば当然錆びる。それを嫌って最初からこの穴をふさいでしまう人もいるけど、かえって入った水が抜けずに大変なことになってしまう。氷の膨張力はすさまじいのだ。


通常は普通にバイクを立てておけば抜けるようになっているけど、どういうわけかこのバイクは、前を少し上げないと抜けないような所に穴が開いている。ちょうどトランポにバイクを積むときのラダーレールの角度が、水が抜けるちょうど良い角度なのだ。バイクを積み込むときにラダーレールの途中で立ち往生していると思われてよく助けてもらうのだけど、あれは積み込みに失敗しているわけではなくて、このフレームの穴から水を抜いているためなのだ。皆さん、ご心配をおかけして申しわけありません。

2009年8月18日

YZ400Fのメーターギア

■某所でちょっと見かけたので、うちのマシンのメーターギア取りつけ方法を紹介。

YZ400Fと同時に発表されたWR400Fには標準で機械式の距離計が付いている。モトクロッサーであるYZ400Fにはスピードメーターや距離計は必要無いため、WR400Fとはフロントハブの構造が違うが、アクスルシャフトやフロントフォークのブラケット部分は共通だった。YZ400Fを公道登録するためにスピードメーターが必要だったが、マグネット式のメーターではすぐセンサーが壊れたり水に浸かると故障したりするため、WR400Fのメーターギアを流用して機械式メーターを取りつけることにした。

まず、ハブにメーターギアのリブをひっかける溝を作る。深さは1mmぐらいで十分。写真はメーターギアを外してYZ400Fのオイルシールを装着している状態。



WR-FのメーターギアはそのままではYZ400Fのハブにはまらないため、内側のシール部分をを少し削ってやる。少しきついぐらいに削って無理やりはめ込めば、使っているうちになじんでちょうど良くなる。



メーターギア側のハブオイルシールを外して、削ったメーターギアをはめ込むと、ギリギリでハブの溝とウオームギアのリブがはまるが、中のクリアランスの状態によっては溝から外れてしまうため、ウオームギアを外して輪切りにした樹脂製のリングをウオームギアの内側に入れて、ギアをオフセットしてやる。幅は3mm程度でOK。



これで10年以上使っているが、中に入れたリングが減るので、たまに新しいリングに入れ換えてやるくらいでトラブルは皆無。メーターギアの破損もなく水の侵入もほとんどない。ハブベアリングは今までに2回交換しただけ。水が入り込む余地がないほどグリスを充填しているからなのだけど、川渡りのあったレースの後はすぐ分解して、グリスアップするのは当たり前のこと。写真が不鮮明で申しわけない。

2009年6月28日

やっぱり夏は海だね

■今日は栗丘もHOPもレースの予定が入っていて、HOPは午後から走れそうだったけど、先週の全道戦のあとだからのんびりしたいなという要望に答えて、海岸の通称しらたきコースへ行ってきました。

すかっと晴れた青空のもとでのんびり日光浴しながら、気が向いたらちょっと走ってすぐに休憩、日影で涼みながら他愛もないトークでまったり過ごす。砂丘を超えた海岸には、おっさんや兄ちゃんたちに混じって水着の美女。たまにノーヘル&上半身裸のアホATVが、我々の目の前を全開で走り抜けていくのさえなければ最高のパラダイスなんですが。

今日は山へ行かれた方も大勢いらっしゃると思いますが、うちの別部隊は何を思ったか山へ行ってバイクに泥パックをしてきたようです。しかもご丁寧にエアクリーナーボックスの中まで。


暑くてあまり走る気にもなれなかったのでいいのですが、なぜか海でエアクリーナーボックスとキャブレターを全バラにして丸洗いするはめに。「帰りは、すこぶる快調でした」とオーナー談。

2009年6月6日

ブーツのメインテナンス その6

■XC選手権が終わって気の抜けた日々を送ってしまっています。今週末も天気が悪く、全道MXの和寒大会も介護師としての仕事がなければ見に行ってもおもしろくない。ということで、月曜日に洗ったブーツがようやく乾いてきたので、1年間酷使して破損した箇所を修理することにした。

ブーツの修理と言えば、このブログを始めてからずっと追い求めているテーマだったりする。

>>冬の後始末
>>ブーツのメインテナンス
>>ブーツのメインテナンス2
>>ブーツのメインテナンス3
>>幕の再生

それで今回はこいつ


トップ金具の制作作業。
右足は一部断裂、左側はすでに紛失。辛うじて残っている右側の金具を外して、叩いて伸ばしてケント紙に型を取る。


現物合わせで確認し


この型を元に精密図面を作製


実は、某所で盛り上がっている「コンパス」を使って見たかっただけだったりする。

この型を0.5mmのステンレス板に書き写し


はさみでチョキチョキ。
このはさみは、1mm厚ぐらいの軟鉄ぐらいなら平気で切断できる優れ物だ。


ドリルで穴を開けて


ハンマーで形を整えながらビス止めして完成


その辺に転がってた木ねじを使ったんだけど、やっぱり頭が飛び出してるな。後でなべ頭のビスにでも交換しておこう。それにしても、小汚いブーツに光る金具はとても不釣り合い。二・三回使えばすぐに傷だらけになるのだろうけど。

2009年5月20日

行き詰まってしまったとき


■皆さん、仕事や恋愛、人生などに行き詰まってしまったときはどうしますか。最近の私は、なにかに行き詰まってしまったり集中力がとぎれてしまったとき、そのへんに転がっている刃物やバイク用パーツなどをひたすら研磨するようになってしまいました。刃がこぼれてしまった包丁や、錆びや傷で燻んでしまったパーツを研磨していると、不思議と心が落ち着きます。研磨作業に集中していると、ドーパミンなどの脳内麻薬物質が分泌されるのかもしれません。また、磨き上がって鬚がそれるほどになった包丁や輝きを取り戻したパーツを見ると、得も言われぬ達成感を感じるせいかも知れません。その辺は専門家でないのでよく分かりませんが...

しかし、ステンレスエキパイの焼けはとても頑固で、心が落ち着くどころか、なかなかきれいにならずに逆にストレスがたまってしまいました。もう、この辺でやめておこう。

2009年5月19日

ワンポイント

■YAMAHA 4stユーザーには見慣れたパーツですね。外装を外して洗車したついでに、ヒートガードが錆びてみすぼらしかったので耐熱ブラックで塗ってみました。車体の右側に黒のワンポイントができたので、バランスを取って左側のスプロケットカバーも塗ってみました。こちらは余っていたメタルブラックです。

私は見た目に全然こだわりがないんですが、以前に一度だけ前後フェンダーからタンク・シュラウドまでフルグラフィック仕様にしたことがあります。が、ちょっと押しただけではっきり分かるくらい重くなりましたね。それ以来余計なものは貼らないようにしています。

今回塗ってみたのは、10年たってそろそろパーツの供給義務も無くなってしまう旧車が、このまま朽ち果ててしまわないようにするための措置なのです。

2009年3月19日

やっぱり

前回のスペシャルパーツのテストでアイドリングが下がらなくなってしまった件。フロートバルブの動作不良なんてもっともらしい言い訳をしていたけど、実は思い当たる節があったのだ。ということでキャブ本体を外して、暖かい部屋の中で分解して見ました。


思ったとおり、パイロットスクリューのOリングが断裂。スロー系の混合気通路に詰まっていました。ほんと、やっつけ仕事はいけません。

さすがにここのスペアパーツなんて持っていないので、現在放置中のRM-Z250から拝借。同じ (ような) バイクがあるとこういうときに便利です。



ついでなので油面の方も確認。フロートのリップ部分が摩耗し、いかにも引っかかりそうな様子だったのでリューターで研磨。



フロート高さが規定値の9mmより若干低かった (油面が高い) ので9mmジャストに修正。



トランポの中や寒風吹きすさぶ現場で整備していると、どうしても細かい所に配慮が行きわたりません。やっぱり、狭い、暗い、寒いの三重苦ではまともな整備は出来ません。


ところで、世間一般的には明日から三連休のようだけど、みんなどこかに走りに行くんでしょうか?

中には遠く海を渡った淡路島までJNCCの第1戦 (700名のエントリー!) に殴り込みに行く人もいるとか。

まだバイクを出していない?

油断してるとすぐにバイクシーズンが終わってしまいますよ。

2009年3月15日

RはリファレンスのR

作ったからには実機テストをせねばなるまい。試作段階からすでに引き合いが来ているが、テストもせずに渡すわけにはいかない。というわけで、ワンウエイバルブ・プロトタイプのテストのために、今日も浜の左側へ出撃だ。


とりあえず作ったのは3個。それぞれ仕様が違うのでシリアル番号を振ってある。中でも最初に作ったゼロ号機は、密着度を高めるためにOリングが仕込んである特別仕様だ。こいつを、川渡りの水対策用に作ったブリーザーのT分岐に変えて装着する。



新型パーツの効果を確かめるためには、その基準をどこかに決めなければいけない。今回はまず標準の状態で乗ってみて、その後ワンウエイバルブを装着し、その違いを確認するという手順とした。セッティングは先日のスノーヒルクライムのまま。最初の始動にてこずったが、暖気した後いつものルートを軽く一周。


その後、特別仕様のゼロ号機を装着しエンジン起動。先日のスノーヒルクライムではエンジンのかかりが悪く難儀していたのが、あっさりエンジンがかかった。

早速乗ってみると、気のせいかスロットルレスポンスが良くなったような。先ほどと同じルートを攻めてみる。いや気のせいではない、確かにエンジンは良く回る。これがワンウエイバルブの威力なのか?

とはいうものの…
なんかフィーリングが違うんだよなぁ、この機体…

それは下りで起こった。スロットルを戻してもエンジンブレーキが全くかからない。それどころか、アイドリングが上がってディープサンドだというのにバイクがどんどん進んでいく。

このバイク勝手に動くよ!

ワンウエイバルブ・プロトタイプは失敗だったのか?

そこでワンウエイバルブを元に戻し、標準状態で乗ってみる。同じようにアイドリングが高い。エンジンブレーキは多少改善されたものの、乗ってみると息つきを起こしたり突然正常になったりする。

あぁ、これはフロートバルブの動作不良で油面が狂っているときの症状だ。



ゼロ…
上手く乗ってやれなくてごめん…

必ず次は完調でテストするからね。

2009年3月8日

雪は硬い

■昨日はたった二本しか走れなく、走り足りなくて今日浜へ行ってみましたが、右側は車がスタックしそうになるし左側は雪解けでぐちゃぐちゃ。せっかくスキー場のバージンスノーできれいになったマシンを汚すのも何なので、走るのはやめておきました。

昨日雪だるまのままバイクを車に突っ込んだので、車内はさぞかし大変なことになっているかと思うとそうでもなくて、適度に濡れていたのでバイクを下ろして車内をふき掃除。慌ててやったクランクケースカバーの脱着で、どこかオイル漏れがないかエンジンをかけてチェック。帰り際荷物とバイクを積んだ時に、何気なくタイヤを見たら...


物凄く減ってる。昨日のこぎりでサイプを切ったときは、ブロック表面にこんな縦傷はなかった。

今まで雪中走行で各部が摩耗するのは、雪に混じっている砂や泥のせいだと思っていたけど、スキー場の雪にはそんなものは混じっているはずもなく、雪の斜面をたった二本登っただけでこんなにも減るものなのだと、改めて思い知らされた。

そういえば子供の時に、スキーや橇遊びで転んで血だらけになったことが何度となくあったような。スキーの滑走面もワンシーズンでボロボロになるよね。

2009年3月7日

泥縄

■当日になってウオーターポンプのシール交換を始めるあたりが、いつものペースなのだ。やろうと思っていても、いつでも出来る環境に置かれると、なかなかやらない。なにかきっかけがないと始められない。脳にペースメーカーでも埋め込んでもらおうか。

2009年2月21日

下から雪が降る

■朝起きてカーテン開けたら真っ暗でした。いつもと違う風向きで雪が回り込んで、窓ガラスに雪がびっしりとコーティングされていました。駐車場に降りたら車の左側に雪庇が出来てました。右側には雪がありません。ということで雪かきはいつもの半分の面積で済みましたが、風で締まった雪がまるで落雁のように重くて、途中で肩が攣ってしまいました。

車の隣りにカバーをかけて置いてあるRM-Z250を見ると、カバーが異常に膨らんでいました。すそをはぐってみると、中に大量の雪が詰まっていました。強風でカバーの下から吹き込んだのです。放って置くと解けた雪がリムやスポークを伝ってニップルを錆させてしまいます。

長期間放置車両でホイールの一部分だけスポークが錆び付いて回らなくなる原因は、こんなところにあるのかもしれません。

2009年2月18日

はに丸?


■先週の木曜日に発注しておいたパーツが届いていました。さすが国内メーカーと言いたいところですが、手放しで褒めることは出来ません。

それはなぜかというと、パーツリスト上で今回の修理で最も重要なパーツにパーツに番号がふられていませでした。Oリング3本のために、キャブレターアッシー交換しろとでも言うのか...むしろその方がいいのかも知れませんが、そんなお金はありません。
YAMAHAのパーツリストには、図には載ってるけどパーツ番号が振られていないってのが結構あって、現物を見て合いそうな物を流用しているのだけど、今回のOリングは特殊サイズの上に耐ガソリン性能が必要。
そんなものはおいそれと手に入りそうもないので、同じFCRなら合うだろうということで、他のメーカーのパーツリストを漁って、KAWASAKIのKX-Fでパーツが出ていることを発見。
KX-Fならうちにも黄色いKX-FことRM-Zがありますよ。ということでSUZUKIのパーツ番号で発注。国内メーカだと、バーツ番号さえわかれば在庫があれば1週間以内に届きます。

これでお漏らしに気を取られることもないけど、先週末から冷え込んで雪も積もってしまった。このまま暖冬で終わるかと思えば、結局帳尻が合うことになっているんだな。