泥沼日誌: バイク   
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2009年12月5日

一本サス

ヤマハ発動機のサイトに今年のモーターショウで配布されたと思われる『ヤマハ二輪車技術ガイド』という文書がアップされました。現代のモーターサイクルに搭載されているさまざまな技術の原理とその効果が、日本語と英語によって解説されています。その中には、最先端のYZ450Fで用いられている前方吸気・後方排気やオフセットシリンダーの他に、ピーキーで扱いにくかった2stエンジンの特性を改善したYPVSや、モトクロス界に革命をもたらしたとも言われるモノクロスサスペンションなど、歴史的にエポックメーキングな技術の解説も含まれています。ヤマハユーザーのみならずバイクに興味のある方は、読んでおくとためになる文書だと思います。

モノクロスサスといえば、私がその存在を知ったのは実車のYZ250ではなくて、ラジコンのYZ250でした。その当時バイクと言えばリアサスは2本が当たり前で、三角形のスイングアームに寝かせて装着されたショックユニットは、子供だった私にも見るからに最新技術であると感じさせる物でした。それ以上に驚いたのは、人が乗っていない模型の二輪車が倒れずに走るばかりではなく、自由に左右に曲がれることでした。もう30年以上前の話です。

2009年3月25日

今日はバイク雑誌の発売日

■毎月25日はバイク雑誌の発売日。

ダートスポーツ 2009年5月号(3月24日発売)

北海道ではまだ店頭に並んでないかな? 先日開幕した全日本モトクロス九州大会での最新ファクトリーマシンのスパイフォトと日本人ライダーが参戦したGNCCのレポート。まだ記事は読んでいないので...

大多数の方は付録のダートフリーク 2009 SPRING-SUMMER COLLECTION が目的かと。


バイクマン・プラス (3月25日発売)

北海道のバイク情報誌として誕生してから10周年を記念したスペシャル号。
『買ってからのお楽しみを+プラス!!』ということなので内容は...実はまだ買ってきてません。



▲鼻水止まらない病は徐々に症状が治まっています。出来ればなんらかの感染症であってほしい。アレルギー性鼻炎だと今後一生付き合っていかなければならないので。

2009年2月5日

レーサーでなくてもいいじゃん

■国内では絶滅の危機に瀕しているトレールバイクですが、そんな間隙をついてなのか、スペインのトライアル・エンデューロバイクメーカーのGasGasがHalleyシリーズの国内販売を開始しました。


Halley 125R (2009)

ラインナップは、2st125cc分離給油のオフロードモデル 125RT、同モタードモデル 125SM、4st125ccエンジンのオフロードモデル 125 4Tの三機種。価格もお手ごろで、125 4Tなんか50万円台ですよ、奥さん。

GasGas国内取り扱い元のARROWのサイトにはのっていませんが、2009年2月号のGARRRRに石井師匠のインプレッション記事が掲載されています。あぁ、ガルルは毎月6日発売、明日には3月号が店頭に出回る。興味のあるやつは今すぐ本屋に走れ、たぶん確実に売れ残っているから。

■買いのがしても心配はいらない。すでにweb上に記事がのっている。BikeBrosの中のVirgin-Bike × Magazinesというコーナーがあって、そこの最新モデル試乗速報というページに記事が掲載されています。内容はガルルと同じ?

それもそのはず、Virgin-Bike × Magazines とは、「クラブマン / ホットバイク / BMW BIKES / Garrrr / モトメンテナンス」 など人気バイク雑誌とウェブ「バージンバイク」の融合した総合バイクサイト。ということらしい。

放送、新聞、出版業界は、主な収入源である広告費がweb広告に食われて苦しいらしいが、かつて放送とインターネットの融合を唱えてテレビ局を買収しようとして反撃に合い、ささいな罪で逮捕されてしまった人がいるけど、あの時買収が成功していたら、もうちょっと違った状況になっていたんではないかと思うこのごろです。

2008年11月28日

アドレスV125Gリミテッド日本一周中

■あの加曾利隆さんが「SUZUKI アドレスV125Gリミテッドで日本一周中」らしいです。11月28日の現在位置は、津軽海峡を渡って函館から亀田半島を海岸沿いに北上中。冬の北海道をスクーターでツーリングなんて、チャレンジャーですね。北海道人の私はこんなことやろうとは思いも付きませんが、はたから見れば厳寒期に雪中エンデューロをやる方がおかしいと思うかも知れませんね。

陸王が営業停止

■もうすでにご存じかと思われますが、札幌市の愛育相互自動車学校が事業停止し、自己破産の申し立てを行う見通しのようです。それに伴いグループ企業の株式会社陸王も今月22日から臨時休業中。営業再開などの発表はいまだありません。

・STV - http://www.stv.ne.jp/news/item/20081127191142/index.html web魚拓
・北方ジャーナル公式ブログ - http://hoppojournal.kitaguni.tv/e749893.html web魚拓
・北海道新聞 - http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/131729.html web魚拓
・BNN - http://www.bnn-s.com/news/08/11/081128135730.html web魚拓

●12月3日、破産手続き開始が申し立てられたようです。

・BNN - http://www.bnn-s.com/news/08/12/081203182208.html web魚拓
・北海道新聞 - http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/132977.php web魚拓
・北方ジャーナル公式ブログ - http://hoppojournal.kitaguni.tv/e765324.html web魚拓

●12月11日、札幌地裁により破産手続きの開始が決定されたようです。

・BNN - http://www.bnn-s.com/news/08/12/081211142745.html web魚拓
・北海道新聞 - http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/134682.php web魚拓

●2009年1月19日、愛育安全相互自動車学校の教習再開説明会が開かれるようです。

・BNN - http://www.bnn-s.com/news/09/01/090109140831.html web魚拓
・弁護士前田尚一法律事務所 - http://www.smaedalaw.com/ansou.htm web魚拓


・2ちゃんねる バイク板 - 【あと】北海道のバイク海苔43【4ヶ月】web魚拓 前スレweb魚拓 前々スレweb魚拓
・まちBBS 北海道板 - 道内の自動車学校情報スレッド8校目

どうも大手マスコミはバイク乗りのことなど知ったこっちゃねぇ、という姿勢のようです。掲示板はノイズが多いけど、それらしい情報もちらほらと。mixiにもフォーラムが出来てるようです。(見れないからしらんけど)

車両・用品等の購入、冬季車両預かりなどで関わっているユーザーも居られると思いますが、錯綜する情報に惑わされず、冷静かつ迅速な対応がなされることを切に望みます。

バイクショップ 陸王 web魚拓
安全相互自動車学校 web魚拓
安全相互二輪免許専門学校 web魚拓

2008年11月19日

アンケートが流行っているようです

ヤマハ発動機のサイトで【バイクレース観戦に関するアンケート】 というのを実施しています。本当はMFJあたりがやるべきことなんだろうけど、日頃レース観戦(もしくは参戦)で鬱憤が溜まっている方、アンケートで訴えれば何かが変わるかもしれません。くれぐれも荒らさないように。

2008年6月28日

SOP終了

■組み上がったエンジンが掛かるかどうか試しにいったら、SOPが終了していました。


いつかはこんなときが来るとは思っていました。今まで黙認してくれてありがとうございます。

2008年5月3日

明日はお山

■よく考えたら、このバイクでレース以外で山を走るのは初めてだ。

最後に山を走ったのは'04の日高だけど、あの時はすでにバルブが逝ってて、1周走っただけでも奇跡だった。

一番元気だったのは購入直後の'03 AAGPの走り。フロントが浮いてくるのを必至で押さえながらすり鉢の坂を登った。一発で登るとギャラリーから拍手喝采。 そんなにうまく登れたわけじゃないので、かなり恥ずかしかった。タイヤをけちって中古を履いていたので、管理棟裏の岩盤登りでえらく苦労した。このレース以降、このバイクは不調の坂を転げ落ちていった。

ほぼ完調に近いコンディションでどれくらい山を走れるのか、ちょっと楽しみだ。

2008年4月29日

目まぐるしい一日


■今朝はこんな物を引っ張り出してきて、形だけでも作ってみようかと思っていたら、朝っぱらから電話で呼び出される。行きがけにささやかな抵抗とばかりにハイオク20リッター購入のため、何年かぶりで立ち寄ったガソリンスタンドがセルフに変わっていた。携行缶でもOKかどうか一応聞いてから給油。

で、結局今日もまたここへ。


とても珍しい人がやって来て新車の慣らし運転してました。新車といっても3年落ちですが。私はコースがだいぶ荒れてきたのでスコップで修復作業。


姉さんが一人でやって来て、ここを走るととてもつらいというのでサスを見たら、フロントが伸び圧ともに最弱リアが伸び圧ともに最強というあり得ないセッティング。これじゃせっかくのバイクの性能が台無し。


その後は、立ち木をパイロンにしたタイトターンコースで追いかけっこ。楽しい。

練習後、大漁のカレイを受け取り家に帰って捌いていたら、電話やらメールやらがひっきりなしにやって来る。一体どうしたと言うんだ。また魚が焦げちゃうじゃないか。

2008年4月15日

山菜マシン

プレストコーポレーションから、YW125T BW'S Fi 先行予約受付開始のリリースがありました。かつてオフロードスクータとして名を馳せたBW'Sの兄貴分ですが、スクータにもかかわらず仕様・諸元に最低地上高の項目があるあたり、オフロードを走れと言わんばかりですね。これに大きな竹籠を取りつけて、山菜専用マシンにするのもありかな。

2008年3月21日

HONDA 223cc

■HONDAからXR230モタードCB223新発売のニュースリリースがありました。これでXR230とあわせて223ccエンジン3兄弟のそろい踏みです。皆さんご存じの通り、平成18年国内二輪車排出ガス規制施行により、HONDA伝統のRFVC 4st250ccエンジン搭載のXRシリーズは生産終了となっています。いずれ規制に適合させた250ccエンジンを搭載した新機種が発売されるとは思いますが、今回の223ccエンジンのラインアップは、それまでのつなぎ役というところでしょうか。

ちょっと小耳に挟んだ情報では、今年の軽二輪車(排気量126~250cc)の登録のうち、半分近くがYAMAHA WR250R/Xで占められているのだそうです。(北海道の話だと思う) 車検が無いため維持費も安く、免許も中型二輪車でOK、扱いやすく性能的にも必要にして十分な軽二輪車のカテゴリーは、規制によって国内4メーカはほぼ壊滅状態。そんな状況で投入されたWR250R/Xが売れているのを見て、他のメーカーはどう動くか。HONDAはとりあえずつなぎのモデルをでっち上げてきた。KAWASAKIはFI搭載で頑張った。沈黙を守っているSUZUKIの動向が注目されます。

2008年3月14日

15・16日は北海道モーターサイクルショウ

■すっかり忘れていましたが、明日3月15日(土)と16日(日) アクセス札幌にて、2008北海道モーターサイクルショウが開催されます。道内HMG加盟店の新車・中古車の展示販売、掘り出し物セール、各メーカーや団体のブース、イベントなど盛りだくさん。先ほど某ショップの商品を見てきましたが、SC○TTのゴーグル、ロールオフ付レンズがこんな価格で...
入場料500円かかりますが元は取れると思います。

2008年3月13日

Battle Royal in Snow

KING OF THE HILL Snow Hill Climb 2008 in KOBA

エントリーリストを見ると 現役MX国際A級からモンキー50にSR400まで。じわじわとエントリーが増えてます。勢力争いは今年から緑になったあのチームと、主に黄色の自分のチーム。自分がエントリーすれば数の上では最大勢力になりますね。

14日の締め切りまで様子見させてください。
優柔不断でごめんなさい。

2008年3月1日

日本の名機

■3月1日 Kawasaki から KLX250D-TRACKER XNinja 250R の新発売が発表されました。日ごろKawasakiのバイクは懐疑的な目で見てしまう私ですが、このKLX&D-TRACKER Xに搭載されている水冷DOHC単気筒エンジンは、間違いなくKawasakiの傑作エンジンだと思います。登場から15年経った現在、厳しい騒音・排ガス規制にインジェクション化で対応できたということからも、素性のよさがわかりますね。

完全新設計の YAMAHA WR250R に対して、従来機の改良で出してきた Kawasaki KLX250。残りの国内2メーカーどう出てくるんでしょうか。


■余談ですが、日本の名機といえば、ひょんなことからいろいろリンクをたどっていって、こんなサイトを見つけて思わず涙ぐんでしまいました。

GOODBYEYS-11.com

実際には重くて操縦が難しい、とても名機とは言い難い YS-11 ですが、2006年9月30日を最後に日本の民間航空路線から姿を消した後も、海外の航空路線や国内でも自衛隊やその他機関の保有機が現役で空を飛び続けていいます。初フライトから40年以上たったにもかかわらず、その頑丈な作りゆえに、いまだに生き長らえているようです。

2008年2月22日

BTM

■BIGTANKマガジン買ってきました。先月の20日に行われたHOPスノーチャレンジEDの記事。予想通り、スタートでリアが滑って、となりのzipの社長さんに幅寄せしちゃった写真が使われていました。それにしても、ダンボールのハンドガードが目立ちます。次の機会があれば、もうちょっとかっこよくしたいです。そのほかにも、鈴木建二選手のWR250R ISDE仕様と全日本仕様、新型ハスクTE250とか。

思わず感傷に浸ってしまったのが、短命に終わったXR400Rの記事。その当時、自分はXR600Rに乗っていて、出てすぐのXR400Rを山で試乗。軽快でパワフル、かつXR独特の乗りやすさを兼ね備えたオールマイティーなマシンだと思った。本気で欲しくなったが、まず600を乗りこなせるようにと精進の日々。ある程度乗れるようになったと感じたときには、すでに600は限界に達していた。タイミング悪く400を入手することができずに、つなぎで中古のRMX250S(SJ13A)に浮気。そうこうしているうちに、ヤマハから水冷400のニューマシンのうわさ。XR400Rへの憧憬は一気にかすんでしまった。


当然のようにYZ400Fに乗り換えた。WR400Fにしなかったのは、YZの方が早く入荷するからという理由だったが、今思えばYZにして良かった。それは、YZがモトクロッサーだったから。今まで乗ってきたエンデューロマシンとは次元の違う、最先端のモトクロッサーを乗りこなすべく、さらに精進の日々。マシンが速すぎて林道から落ちたり、パワーを持て余してぶっ飛んだりもした。そうやって正しいマシンの走らせ方がやっと理解できるようになると、YZ/WR250Fが登場した。もうこれは端から見ているだけで、軽いのがよく分かった。難所でその重さとパワーに翻弄されている中、WR250Fに良く追い越され悔しい思いをした。

ビッグタンクの記事を読んでいたら、ここまで一気にフラッシュバックしてしまった。同じ年代、同じ場所で、同じようなことをやっていると、似たようなことを思ってしまうもんだなと、つくづく感じたのでした。

その後、WR250F、RM125、RM-Z250と乗り継いで現在に至るのだけど、こうしてみると節操がないですね。RM-Zの初期型は中身がKasasakiだから、一応国内4メーカー制覇ですか。次は外車にする? 大編集長はハスクですね。

2008年2月7日

TT-R110E

プレストコーポレーションYAMAHA TT-R110E の取り扱いを始めるようです。これって国内販売してなかったのね。タイヤサイズが14-12ですか。もうちょっと頑張ってTT-R125LWE の方がいいかも。輸入車ってことでナンバー登録できないのかな。微妙だな。

2007年12月21日

KLX450R

ネタがないのでサボってました。

KawasakiからKLX450Rが国内販売されるようです。去年、HOPで大っぴらにテストしていたあのマシンですね。海外では既に発売(?)されていましたが、国内にも投入してくるとは思いませんでした。

競技専用車なのでナンバー登録はできませんが、セルとヘッドライトが付いています。日本国内で450ccのマシンを使いきれるフィールドがあるかどうかわかりませんが、パワーに余裕があると難所で楽できます。
サーキットエンデューロに4st450ccのモトクロッサーで出場されている方を何名か知っていますが、やっぱりエンストした後の再始動にてこずっているようです。KLX450Rはそういうユーザーをターゲットにしてるんでしょうか。ちなみに、今年になってからDR-Z400Eというエンデューロレーサーも国内販売されてたりします。

KTMの450のように、モトクロッサーにもセルスターター付けて欲しいです。どうせインジェクション化されればバッテリー積むんでしょ。あぁ、RM-Z450のインジェクションはバッテリーレスですね。

2007年12月15日

発掘

部屋の中を整理していたら、2000年物の少年マガジンの隙間から、こんな物を見つけてしまいました。危うく海を渡って、中国でダンボールにされてしまうところでした。

○ARRRRとかBACK ○FFとかの全国誌は、読み終わったら惜しげなく捨ててしまっているのに、Big Tank は何故かとって置いてある。(これも全国誌でしたね) やっぱり、リザルトに自分の名前が載ってたりするからだろうか。大編集長が自分たちの近いところにいるから?

Big Tankも来年で10年になるんですか。良く10年も続けてきたものです。これからさらに10年、続いていくんでしょうか。

そう言えば、最近 BigTank 買ってなかった。なぜ買わなくなってしまったかと考えると、自分が知りたいレベルの情報は、ほとんどネット上で手に入るようになってしまったから。
これから先の出版業界はますます厳しくなるんでしょうね。

土日返上で頑張っている大編集長のためにも、今月号は買っておこう。
例の松本さんの記事も載ってることだし...

これでいいじゃん

ヤマハ発動機のニュースリリースより。

YAMAHA ASEAN CUP RACE 2007 の競技車両 T135 と T110、いわゆるモペットなんですが、タイヤ変えてフロントフェンダーをアップにすれば、立派なオフローダーじゃないですか。T135なんか水冷SOHCの4バルブエンジンですよ。125cc以上だから高速にも上がれますね。シート高も低くて、ウインターライディングに最適? マレーシアの市販モデルなのに、日本語の記事があるってことは国内で販売する気あり? とりあえずプレストにやらせてみて、売れそうだったら売っちゃえば。

2007年11月11日

ほんのちょっとしたことで

物事がうまく行かなかったり、劇的に好転したりすることがありますね。
今日は、それが身に染みてよく分かりました。

ありし日の '04 RM-Z250です。苦労して公道登録し、木古内初完走を目指して作り込んだマシンでした。


しかし、レース前の整備のほんのちょっとしたミスによってカムシャフトが焼きつき、スタート後 300m でリタイヤの憂き目を負ってしまったのでした。



初期型で発生していたバルブの異常摩耗というトラブルもありましたが、木古内での事件以降、いくらエンジンを直しても、シリンダーヘッドを交換しても、キャブレターを非分解箇所までバラしても、二度と調子を取り戻すことがなかったのでした。


しかし、この不憫なマシンをなんとか復活させようと、さまざまな考察を尽くし、その症状から察するところ、ある可能性を思いついたので、今日、いつものところでテストすることにしたのでした。


雨が降りそうな雲行きの中、SOPに繰り出して、現地でヘッドカバーを剥ぐって見ました。
下の画像は、クランクが上死点でのカムシャフトの状態です。



カムギアに2ヶ所ポンチマークが打ってあって、クランクが上死点にある場合、カムチェーンがかみ合うところと、ヘッドの縁にポンチマークが来るようになっています。
この画像だと、ちょっとずれているようにも見えます。

わかりにくいので、パッキンを外してみます。


吸気側のポンチマークがヘッドの縁から下になっていて見えませんね。

どうやら、思っていたことが的中のようです。
風が強くて手が悴んできましたが、自体好転の可能性が見えてきたので我慢して作業します。
とりあえず、排気側のカムを一駒ずらして見ます。

作業をしていると、チーム員の伊藤君が新人君を連れてやってきました。
新人君が購入予定の中古のRM125をショップから強奪し、とりあえず乗ってみるためにやってきたのでした。

問題解決の糸口を見つけた私は、彼らをかまってやることはあきらめ、もくもくと作業を続けるのでした。
何度も繰り返した手慣れた作業なので、それほど時間も掛からずエンジンの組み立ては終了。ついでに、ちょっと心配だったキャブレターのフロート室を空けてみた。やはり今回も砂がたまっていた。燃料タンクに入り込んでいるのだろうか。

マシンの組み立てが終わり、エンジンを掛けてみました。

明らかに、今までと違う排気音。息が詰まって青息吐息な排気音から、力強い音に変わっていました。ちょっと試走してみると、全く低速が効かなかったエンジンが、アイドリングでもマシンが進んでいく。

今まで、エンジンを組み立てていたとき、チェーンテンショナーを外してゆるゆるの状態で位置を合わせると、カムチェーンの掛け方が一駒ずれていたようです。
それならば、吸気側も一駒ずらせば、本来の調子に戻るはず。

作業に取りかかろうとしたとき、練習を終えた二人が戻ってきました。


新人君は、オフロードバイクに乗るのが今日で3回目。今までアメリカンに乗っていて、オフロードバイクはしっくり来ないようです。
スタンドを立てた状態で乗車姿勢を試したり、頼りない姿勢で8の字を描いてみたり、いろいろやっています。


根っからのおせっかい体質の私は、大事な作業を放り出し、伊藤君と二人で新人君の指導を始めてしまったのでした。

最初はどうしても膝が開いてしまうというので、スタンディングで練習しているようでしたが、それならば、まず座って丸を描いて見ろと。やっぱり腰が引けていて、バイクも寝ていない。
もっとシートの前に座って、最初は内側の足なんか出さなくていいから、もっと腰を入れて。違う、ち○こを前に突き出すように...

最初はおぼつかない姿勢で乗っていた新人君ですが、ほんのちょっとした助言で見違えるような上達ぶり。


若さとは、可能性に満ちあふれてていいなと、つくづく思ったのでした。


あれ、今日は何しに来たんだっけ。