■作ったからには実機テストをせねばなるまい。試作段階からすでに引き合いが来ているが、テストもせずに渡すわけにはいかない。というわけで、ワンウエイバルブ・プロトタイプのテストのために、今日も浜の左側へ出撃だ。
とりあえず作ったのは3個。それぞれ仕様が違うのでシリアル番号を振ってある。中でも最初に作ったゼロ号機は、密着度を高めるためにOリングが仕込んである特別仕様だ。こいつを、川渡りの水対策用に作ったブリーザーのT分岐に変えて装着する。
新型パーツの効果を確かめるためには、その基準をどこかに決めなければいけない。今回はまず標準の状態で乗ってみて、その後ワンウエイバルブを装着し、その違いを確認するという手順とした。セッティングは先日のスノーヒルクライムのまま。最初の始動にてこずったが、暖気した後いつものルートを軽く一周。
その後、特別仕様のゼロ号機を装着しエンジン起動。先日のスノーヒルクライムではエンジンのかかりが悪く難儀していたのが、あっさりエンジンがかかった。
早速乗ってみると、気のせいかスロットルレスポンスが良くなったような。先ほどと同じルートを攻めてみる。いや気のせいではない、確かにエンジンは良く回る。これがワンウエイバルブの威力なのか?
とはいうものの…
なんかフィーリングが違うんだよなぁ、この機体…
それは下りで起こった。スロットルを戻してもエンジンブレーキが全くかからない。それどころか、アイドリングが上がってディープサンドだというのにバイクがどんどん進んでいく。
このバイク勝手に動くよ!
ワンウエイバルブ・プロトタイプは失敗だったのか?
そこでワンウエイバルブを元に戻し、標準状態で乗ってみる。同じようにアイドリングが高い。エンジンブレーキは多少改善されたものの、乗ってみると息つきを起こしたり突然正常になったりする。
あぁ、これはフロートバルブの動作不良で油面が狂っているときの症状だ。
ゼロ…
上手く乗ってやれなくてごめん…
必ず次は完調でテストするからね。
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