■某所でちょっと見かけたので、うちのマシンのメーターギア取りつけ方法を紹介。
YZ400Fと同時に発表されたWR400Fには標準で機械式の距離計が付いている。モトクロッサーであるYZ400Fにはスピードメーターや距離計は必要無いため、WR400Fとはフロントハブの構造が違うが、アクスルシャフトやフロントフォークのブラケット部分は共通だった。YZ400Fを公道登録するためにスピードメーターが必要だったが、マグネット式のメーターではすぐセンサーが壊れたり水に浸かると故障したりするため、WR400Fのメーターギアを流用して機械式メーターを取りつけることにした。
まず、ハブにメーターギアのリブをひっかける溝を作る。深さは1mmぐらいで十分。写真はメーターギアを外してYZ400Fのオイルシールを装着している状態。
WR-FのメーターギアはそのままではYZ400Fのハブにはまらないため、内側のシール部分をを少し削ってやる。少しきついぐらいに削って無理やりはめ込めば、使っているうちになじんでちょうど良くなる。
メーターギア側のハブオイルシールを外して、削ったメーターギアをはめ込むと、ギリギリでハブの溝とウオームギアのリブがはまるが、中のクリアランスの状態によっては溝から外れてしまうため、ウオームギアを外して輪切りにした樹脂製のリングをウオームギアの内側に入れて、ギアをオフセットしてやる。幅は3mm程度でOK。
これで10年以上使っているが、中に入れたリングが減るので、たまに新しいリングに入れ換えてやるくらいでトラブルは皆無。メーターギアの破損もなく水の侵入もほとんどない。ハブベアリングは今までに2回交換しただけ。水が入り込む余地がないほどグリスを充填しているからなのだけど、川渡りのあったレースの後はすぐ分解して、グリスアップするのは当たり前のこと。写真が不鮮明で申しわけない。
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