寒いときゅっと縮こまります - 泥沼日誌

2009年1月30日

寒いときゅっと縮こまります

■ようやく復活のアイテムも手に入れたので、長らく放置してあったYZ400FのFCRキャブを元に戻すことにしたが、人には見せられないほど汚れている。

タイムリーなことに今月号のダートスポーツにキャブレターメインテナンスの記事が載っているので、正しい方法はそちらを参考にしていただきたいが、今回は泥汚れがひどかったので、ぬるま湯+食器用洗剤で丸洗いしてみた。水溶性の汚れを落とすにはやはり水が最適だ。

洗い終わったら、穴という穴をブロワで吹いて内部の水分を飛ばしておく。スロットルリンケージのベアリングは水が入ると厄介なので、洗う前に水が入らないようにテープでマスキングしておいた。水を飛ばした後は、お菓子の箱に並べて乾燥させる。


組み立ての際にはOリングにはシリコングリース、ネジ類には錆とかじり防止でモリブデングリスを塗布する。リンケージのベアリングは専用の耐ガソリングリースがあるようだが、そんな物は使わずにシリコングリースで代用だ。

黄金のプレートを装着し、ジェットも組み込み、最後にフロートチャンバーを装着しようとすると...Oリングが縮んでしまってる。


経年変化のせいか、はたまた水洗いしたせいか。まるで寒いと縮こまってしまうアレのようだ。引っ張って伸ばせば溝に嵌まるけど、塗布したシリコングリースのおかげですぐにつるっと外れてしまう。

いろいろ手を尽くした結果、どうにもならなかったので合成糊で貼り付けてしまった。フロートチャンバーを装着するだけで半日かかってしまった。そういえば、前もこんなことやってたっけ。

やっとの思いで組み立てた黄金プレート入りのFCRキャブレターだけど、この後大変な作業が待っている。

真冬にバイクへキャブの装着を行ったことがある人なら分ると思うが、寒さで縮んで硬くなったインシュレーターにキャブを突っ込むことは、それはとても難儀なことなのです。

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