初参戦 - 泥沼日誌

2008年9月5日

初参戦

■10年ぶりの開催となる恵庭エンデューロは、締切直前の大量エントリーで120名を越えたそうで、ひとまず安心というところでしょうか。あとはスムーズな大会運営を望むばかりです。

今回の恵庭で初めてオープンエンデューロを走る人も多いかと思いますが、まわりの雰囲気に飲まれないように気をつけてください。自分の能力以上のペースで走り、こらえきれずに怪我や事故と言うのが一番心配です。速い人についていったら何となくできちゃったということもあるけど、それは単なる偶然です。練習でできないことが本番でできるわけは無いのです。

■私が初めてオープンエンデューロに出場したのが '96年の当麻でした。それまで海岸の砂丘や栗丘のがルルカップを走っていて、ある程度乗れる自信がありましたが、どこまでも続くフラットな林道はトップギアでも全開(のつもり)、とても登れそうに思えないガレ場の防火帯、油断すると前転してしまいそうなう激下りなど、当麻のコースは別次元でした。

それでも何とか1周回ってきて『これはいけるんじゃない』と思ったのがそもそもの間違い。少しでも成績を上げようとスピードを上げると、ブレーキングが間に合わなくてオーバーラン。1周目難なく登れたガレ場も、2周目はなぜか水分が染み出して滑るようになっていて全然登れない。遅れを取り戻そうと前のライダーに必死についていくと、綺麗にテールを流して林道のコーナーをクリアして行く。それぐらい俺にもできるさとばかりにリアを流してみると、横になったまま30mぐらい滑走しコースアウト。幸いなことに山側へコースアウトだったので、フットレストが折れた程度で怪我もなく無事でした。

初めてのビッグイベントで完全に舞い上がっていたことと、ある程度自信があったため一発決めてやろうという野望もありました。結果は何とか2日目も完走し順位は最下位から数えて1桁の位置。残念というより怪我せずに済んで良かったとつくづく思ったのでした。

このように、過去に何度も痛い目に会いながら少しずつ技量を向上させ、やっと人並に走れるようになったと思ったのは10年ぐらい後になってから。何事も一朝一夕にとはいかないものです。

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