負のスパイラル - 泥沼日誌

2007年3月18日

負のスパイラル

今シーズン初めて、浜厚真モトクロスコースへ練習に行ってきました。
家を出たら猛吹雪。札幌市内を抜けるのに1時間もかかってしまいました。



予定時刻から30分オーバーで到着、現地はこんなにいい天気。でも寒い。



今日は早めに上がる予定だったので、早速準備して下見がてら軽くコースを一周。そして今日の目的であるマシンのバランス確認。

既に体の一部と化しているYZ400Fは今年で9年目になる。エンジンは2度のブローから腰上新品で再生され絶好調。リアサスも新品ユニットで全く不安はないのだが、問題はフロントフォークだ。もちろんシールやスライドメタルなどの消耗品は交換してあるが、フォークスプリングは新車時からそのまま。

9年も使っているとスプリングがへたって、自由長が規定から5mmほど短く成ってしまっている。疲労によってバネレートも変わっていると思われる。そのため車体は前下がりの姿勢になってしまっている。

前下がりだとキャスターが立ってしまうのでリア荷重にしてバランスをとる。

そうするとサスが沈み込んだ状態でサスストロークが少なくなり、ちょっとしたギャップでもおつりが来る。

それを防ぐためダンパーをハードに調整すると、初期の動きが鈍くなる。

非常に乗りづらいマシンとなる。

また、コーナーで前荷重にするとキャスターが立ちすぎてハンドルが切れ込んでしまう。

それを防ぐためリア荷重にすると、フロントがすっぽ抜けてコースアウト。

ジャンプの着地で底突きしてしまうので、飛ばないようにジャンプ手前で減速。

前下がりの姿勢のため、減速でフロントが取られる。

姿勢を崩したままジャンプを中途半端に飛ぶため、非常に危険。

こんな感じで、スパイラル状にすべてが負の方向に向けて崩れてしまうのです。

それでも我慢してなんとか練習していました。後ろからアベさんに追いかけられると、やっぱり負けるのが嫌なのでアクセル開けてしまいます。昼飯も食わずに走っていたので消耗していたのか、何でもないギャップで振られて、フロントが刺さってぶっ飛んでしまいました。

前まわり受け身で着地した際、草の根のかたまりに背中を打ちつけて、10秒ほど息が止まりました。苦しかっただけで体は何ともありませんでした。
今日の被害はハンドガードの破損のみで済みました。



ほんとにフロントフォークなんとかしないと、木古内でダムに落ちてしまいそうです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

きゃーーーー本当に気をつけてください。
ダムにダイブ!は洒落になりませんよ。

もっとも、私のスピードではのんびりモードですので、ダムにダイブなんてありえないわけですが・・・ってそれもだめですねえ。
少しでもスピードをつけるために、私もMXコースで練習します。はい。

nagase さんのコメント...

のんびりだと集中力が散漫になって、かえって危ないかも。なんでもない直線の林道で、油断して落ちたこともあります。
いろんなところを走って経験値を上げれば、徐々にペースが上がってゆくと思いますよ。