青い閃光 - 泥沼日誌

2008年11月3日

青い閃光

■寒冷前線の通過で非常に不安定な天候の中、WR250Rの最終兵器 Blue Lightning Racing i-CONⅡ の取り付けテストに行って来ました。

まずオーナー宅のガレージでタンクを外して説明書の指示に従ってカプラーを接続。一部車体側カプラーのコンタクトピンを外して付属のカプラーに移植しなければならず、なかなかピンが外れずに悪戦苦闘。要領が分れば簡単だった。タンク下には配線や配管が交錯してて余裕がなさそうに見えたけど、アタッチメントハーネスを取りつけるぐらいの余裕はある。

作業中、突然強風が吹き、空が暗くなり、大粒の雹が降ってきた。テスト走行は無理かなと思いながら取りつけ作業を終えたら、お日さまが顔を見せていた。時間も押していたのでテストコースへ移動。移動中は大雨、目的地付近の空は晴れている。なんという天気。

現地へ着いたら雨が上がっていたので、説明書通りに初期化作業。排気系はすでに OUTEX R-SSS が入っていて、エアクリーナダクトも加工されている。補正値はプリセットのままとりあえず走ってみる。

ノーマルの状態がどんな感じだったのか、試乗したのがすでに1年前のことなので、比較基準が分らない。無調整でもそれなりに元気に走るかな。

オーナーの感触では、期待したほど良くも悪くもなっていないようなので、適当にセッティングを変えてみる。何の根拠も無くメイン補正値を全域+10%ぐらい。これははっきり分った、高回転がもっさり歯切れが悪い。次は補正値を全て0にした。中間はまぁまぁ、高回転は良く回るけど、最大の問題は、回転を落としすぎると立ち上がりでスロットル操作に遅れて回転が立ち上がること。これはちょっと危険だ。

あーでもないこーでもないと、交代しながら乗っていたら辺りが暗くなってしまった。

ぽつぽつ雨も降ってきたし、暗くなってきたし、結論としては『準備もせずに短い時間じゃベストベストセッティングは出せない』ということで終了。

終了と同時に沖の方で稲妻がピカッ。

妖しく青く光るこのアイテムで、トレールバイクはエンデューロレーサーの夢をみるか?

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