日高フリーライドツアー - 泥沼日誌

2008年8月21日

日高フリーライドツアー

■10月3-5日に開催される日高ツーディズエンデューロでフリーライドツアーというのが開催される。今後のエンデューロ人口の拡大と2デイズエンデューロの開催継続のために、競技で使用されるコースを走り、日高のコースを体験、選手たちの走りを見てもらう (ということは競技中に同じコースを走る) ということらしいが、これはちょっとどうだろうか。

FIMのエンデューロルールでは、テスト区間以外はタイム計測は行われないが、各チェックポイントまでの所要時間が決まっている。各チェックポイントに遅れるとその遅れがペナルティーとなり、それは後のルートでは挽回できない。

SUGO 2DAYS のコースと違って、日高のルートには公道区間も含まれる。当然一般車両も通過するはずだから、たとえレースとは言え制限速度は守らなければいけない。それゆえに、一般車両の進入が制限されている区間では全開走行となるのだ。今世紀に入ってからの日高にはこういった要素があるため (以前の日高はほぼ全区間クローズドだった)、たとえルート上であってもタイムキープのためのプレッシャーが大きくのしかかる。上級者ならともかく、ボーダーライン上にいるライダーは、全域全開走行したいくらいの気持ちにかられる。このような状況で、物見遊山な連中(失礼)がコース中に存在すると言うことは、ライダーにとっては障害以外の何者でもない。

せっかくの企画に水を差すようでなんだが、主催者ならびに参加者は十分配慮していただきたいと思う。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

車のラリー経験もバイクのエンデューロ経験もありますが、オープンのコースを走ると言うことは、どんなことも起こりうるレースだと思っています。上手な人はそれなりにうまく、交わしていくだろうし。最近はプロ級の方ばかりで多分素人には、縁どうくなり競技人口もかなり減ってしまっていることでしょう。プロのレースではないので昔は沢山の人がエントリーして楽しんでレースをしていましたよ。時には助け合ったり。すいません良くわかりませんがこの日高はプロレースでしたでしょうか?

nagase さんのコメント...

何を持ってして『プロレース』と言うのか私は明確な答えを持っていませんが、日高ツーディズエンデューロ(HTDE)では賞金は提供されませんので、いわゆるプロレースではないと思います。トップライダーの一部には、車両や用品のサポートを受けたり、スポンサー契約を結んでいる方もいるとは聞いています。

現在のHTDEはMFJの全日本エンデューロ選手権シリーズの一つとなっていますが、選手権を争うポイントが与えられるのは、MFJのエンデューロライセンスを取得したインターナショナルとナショナルクラスの参加者だけです。その他一般の競技者は、A~B、C、Lといった技量別のクラスを選んで参加することができます。ですから、運転免許証と車両さえあれば誰でも参加できる開かれたレースと言えます。