2008 全道モトクロス選手権 第2戦 和寒 - 泥沼日誌

2008年6月2日

2008 全道モトクロス選手権 第2戦 和寒


■がっつり疲れました。うちのチームだけでNBクラスが7名。今回も予選があったのでNBだけで全6ヒート。ラップごとに順位が入り乱れて帰ってくるチーム員、一人ひとりに適切なサインを出すのは至難の技だ。何人かで分担を決めても思惑通りに行かないものだ。

コースはきれいに整備されていた。公式練習が終わった頃からパラパラと雨が降り続き、天然の散水作業でほこりも立たず絶好のコンディション。固く締まったレコードラインはちょっと滑るようになったけど、それもちょっとしたアクセントのうち。刻々と変化する路面状況に合わせて走れることも、大切な能力の一つだ。

ただ、レース運営に関してはちょっと気になる点がいくつかあった。今回はNBクラスのみ予選があったのだけど、最初に2クラスの予選2ヒートやって、すぐその後にOPENクラスの予選をやるという。しかも2とオープンで予選の組み分けが違うライダーがいて、そのために間隔を10分空けるという。10分間隔を空けたといっても、組分けが変わると20分近く休めるライダーと10分しか休めないライダーが出てくる。これではとてもイコールコンディションとは言えない。10分も間隔を開けるなら、そこにジュニア85やNAの決勝レースを入れることができないのだろうか。

また、今年度からトランスポンダが導入され、周回チェックがスムーズに行われるはずなんだけど、集計に時間がかかっているのか各レースの間隔がちょっと空き気味になっている。栗丘よりヒート数が減っているにもかかわらず、全レースが終わったのは3時半頃。表彰式が終わって帰途に就いたのが4時半だった。

それから、今年はNBクラスが大盛況なのだが、その中にはいかにも最近バイクに乗り始めたようなライダーが散見される。当然予選を通過することができずに、午前中の早いうちにレースが終了してしまう。見ていてとても気の毒だ。こういった、入門者のためのカテゴリーを作ってくれと意見を出してはみたものの、少子化で分母が減って締まっているジュニア世代の普及ばかりに目が行って、自分でお金を出せる成人世代への普及に関してはあまり反応がよろしくない。

バイクという機械を介在することで、ティーンエージャーから還暦間際のベテランまで、同じフィールドで競い合うことができる。それがモトクロスという競技だと私は思っている。

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