物言わぬバイク - 泥沼日誌

2008年5月7日

物言わぬバイク

■ダートを走った後、汚れたバイクはきれいに洗車しますよね。洗車方法は別として、バイクを洗車する前にちょっと思いとどまって、じっくりとバイクを観察してみてください。何も気にせず洗車してしまうと、物言わぬバイクからの大事なサインを見逃してしまいます。

例えば、エンジンやラジエータなどから液体が漏れていれば、当然そこにほこりが付くわけです。マディーならば、どの部分に土が溜まるのか分かるはずですし、ブレーキパッドやチェーン・スプロケットの摩耗、チューブのよじれ、スポークが緩んでいるor切れてる、ボルトの脱落なんてのも発見できるかもしれません。

また、サスペンションのオイルシールが劣化していれば、当然オイルが漏れてほこりが付着します。オイルが漏れていなくても、サスペンションのストロークした跡が残っているはずです。それを見て、もう少しダンパーの効きを強くしようとか、全然ストロークを使ってないなということが分かります。

洗車した後も、なるべく手を使って水をふき取ったり、磨いたりして上げてください。バイクに触ることによって、各部の緩みや部品の脱落、隠れた部分の傷みなどを発見することができます。

そしてたまには、いろんなところをコンコンとノックして、バイクに具合を聞いてみてください。バイクはきっと答えてくれるはずです。


うちのバイクは『もう限界です』と答えてくれました。

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