Headache - 泥沼日誌

2008年4月13日

Headache

■今朝はちゃんと起きることができたが、昨夜のモトクロスチーム・スタートアップミーティングの酒が残っていてものすごい頭痛。HOPフリーライドディはあきらめました。それで、もうひとつの選択肢であった、シリンダーヘッドの交換をすることに。

なめてしまった雌ねじをヘリサートで修正した本番用シリンダーヘッド。頭痛にさいなまれながらも、途中までやって放置していたカーボン落としと、バルブシートのすり合わせを行う。カーボン落としのために使っていたケミカルの臭いにやられて頭痛が悪化。これ以上やると倒れてしまいそうだったので、食器用洗剤とお湯でシリンダーヘッドを洗浄してみた。

黒メッキのボルトがうっすらと赤く錆びたが、意外なほどあっさりと、残ったオイルやカーボンの削りかすは綺麗に落ちた。灯油を使って洗うよりこっちの方がいいな。

熱いシャワーを浴びてもなお頭痛が収まらないので、空気の綺麗なところでヘッドの交換を行うことにした。場所はいつもの練習コース。すでにいつもの仲間が走っていた。以前、シリンダーヘッドのカバーを開けたことはあるが、屋外でヘッド交換をやるのははじめて。よほど珍しかったのか、仲間の一人が食らいついてきた。せっかくなので、シリンダーヘッドの交換手順をレクチャーしながら作業を行う。

古いシリンダーヘッドを外して、バルブ、バルブスプリング、リテーナ、スタッドボルトなどを移植、カムを仮止めしてクリアランスの調整。その間シリンダーは大気開放。周りは砂地。

クリアランスは規定値内だったので、そのままシリンダーに載せる。ヘッドボルトを規定トルクで締めて。クランクの上死点マークを合わせてカムにチェーンを掛ける。カムホルダーボルトをなめないように規定より少し低めのトルクで締める。カムチェーンテンショナーを取りつけてゆっくりクランクを回して、ピストンとバルブが当たらないことを確認。あとはヘッドカバー、ヘッドマウント、キャブ、電装、排気系を取りつけ、外装を装着して完成。ラジエータに冷却水を入れて、オイルを回すために空キックを踏む。ここで忘れ物、マニュアルデコンプ用の穴をふさぐプラグを移植するのを忘れていた。

ガソリンを入れてキック数回でエンジン始動。だけどなんか調子悪い。圧縮はあるのに低速が効かない、排気音がこもったような感じ。症状からして完全復活前のあの状態と同じ。

しゃべりながら作業すると、つい大事なことを忘れてしまうようだ。

0 件のコメント: