モトクロスの未来 - 泥沼日誌

2007年11月14日

モトクロスの未来

昨日、某ショップで油を売っていたら、XPCな方が中古モトクロッサーを引き取りに現れました。
これから道南方面でモトクロスを盛り上げて行きたいという、意欲に満ち溢れている姿を見た某ショップの社長から、長時間に渡ってありがたい訓示を受けていました。本人は早く帰りたかっただろうと思いますが、実に真面目に最後まで話を聞いていました。
ちょっと前まで、道南方面には早いライダーがいっぱい居たのに、今はちょっと元気がありませんね。彼には頑張ってもらいたいものです。


ところで、最近の道内モトクロスは、競技人口減少の一途を辿っていますが、その原因としてレースや練習中の怪我や事故が上げられます。また、コースに過激なセクションがあり、うまく走れないのでおもしろくなくなってやめていく、という人も中にはいます。

モトクロスの練習はモトクロスコースでやるのが当たり前だと思いますが、現在のモトクロスコースはレース仕様のコースとなっていて、基本技術を身に付けるためのコースにはなっていないと思うのです。
例えば、誰でも怖い2連ジャンプなどは、いざコースに出向いて練習しようと思っても、一か八か飛んでみる以外になく、失敗して怪我を負うリスクを考えると、チャレンジする気になれないのです。

ですから、競技人口を減らさないためにも、コースのどこかに、安全にかつ段階的に練習ができるセクションを作って欲しいというのが、私の思っていることなのです。

例えば2連ジャンプの場合、小さくてもいいのでこんなセクションを用意して、


2個目のジャンプのアプローチをなだらかに、高さも低くしておくと、万が一ショートした場合、被害を最小限に止めることができるはずです。
ただ、いきなり2連ジャンプを飛ぶのは無理があると思うので、2連ジャンプと同じ高さ・角度・距離のテーブルトップジャンプを用意しておくのです。


これなら、ショートしてもフロントから刺さることも皆無、着地のショックも少ないので、安心してジャンプの練習ができます。そして徐々に距離を伸ばしていって、このテーブルトップが完全に飛びきることができれば、同じ大きさの2連ジャンプも飛べるということになるのです。


また、フープスに付いても、山が1個だけのレーンと2個あるレーン、4個以上あるレーンを用意しておきます。


最初は1個の山から、それが飛べるようになったら2個にチャレンジ。さらに4個・6個と段階的に練習が出来ると思うのです。
天才は別として、基本技術の修得には、繰り返し練習し、段階的にレベルアップすることが必要なのです。

少子高齢化の現在、モトクロスの新規需要を考えると、ある程度年齢のいった人たちを対象に考えないと、この先立ち行かないと思うのです。ですから、そういった人たちのためのみならず、現在モトクロスを楽しんでいる人たちをこの世界から遠ざけないようにするために、このような練習場所を用意して欲しいのです。

一般人が使えないようなスーパークロスコースを作るより、よほど普及に貢献出来ると思うのですが、どうでしょう?

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