全道モトクロス選手権 第8戦 千歳 - 泥沼日誌

2007年9月16日

全道モトクロス選手権 第8戦 千歳


北海道オフロードパークは、雨上がりのスーパー・ベストコンディションでした。
今回もコース役員で旗振りしながら、隙をねらって隠し撮りしてました。

前日の土曜日は雨が降り続き、ずぶ濡れになりながらパドックの設営でした。ありったけのテントやタープを動員し、夜の7時前には大宴会場の設営が完了したのでした。いつもは焼き物中心ですが、秋になってだいぶ涼しくなってきたため、各々モツ煮込みやおでんを持ち込んで、大雨の降る中いつも以上に盛り上がりました。

それというのも、有力チームがそれぞれ巨大なパドックエリアを確保し一大テント村を設営しても、北海道オフロードパークの広大なパドックはスカスカ。他チームに迷惑をかけずに (おそらく大迷惑だと思いますが) 前夜際に集中できるというわけです。

そんな宴会も終わりになるころには、雨もすっかり小降りになり、明日の路面コンディションは最高になるのを楽しみに眠りに就きました。

そして予想どうり、火山礫は適度に水を含んで埃は全く立たず、気温は寒からず暑からず。おそらく、ここ数年でもっとも路面コンディションの良い、全道モトクロス選手権だったと思われます。


しかし、ここはディープサンドですぐに路面が荒れます。公式練習が終わるころには、深くギャップが掘れ、無数の轍ができ、ふかふかになったサンドにパワーを食われます。マシン性能と技術と戦略を駆使しなければ、攻略の難しいコースに変貌して行くのです。

そんなコースを攻略するために、全道選手権では珍しい4st450ccのマシンを持ち込んだ選手がいました。


NB#55の阿部選手。元IBですが長いブランクから復帰。今シーズンはNBでトップ争いを繰り広げています。普段はKTM250SX-Fでアクセル開けっぷり最高。今回は新型のKTM450SX-Fを持ち込んできました。コーナーの立ち上がりでの鼓動が堪りません。


そしてもう一人、栄光のNB#1 ミカホスポーツ山崎社長のRM-Z450。NB OPENクラスではスタートで飛び出し、しばらくトップグループを走っていましたが、年のせいか激しい追い下がり。最後はエンストで27位まで落ちてしまいました。しかし、来年赤いちゃんちゃんこを着る年齢なのに、アグレッシブな気持ちは今も健在です。

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