エンデューロの未来 - 泥沼日誌

2008年11月28日

エンデューロの未来

■クローズドサーキットではなく、普通の林道や河川、野山などのオープンなエリアを使ったモーターサイクルによるクロスカントリーレース、いわゆるオープンエンデューロが最も盛んだったのが1990年前後だろうか。その頃起こった町興しブームに乗っかって、全道各地でエンデューロレースが開催されていた。

バブル経済とともに膨らんだバイクブーム、パリダカールラリーが地上波で盛んに放映されていたのも影響していたと思う。(私がそうだった) 国内メーカーからは高性能トレールバイクが発売され、円高で国産レーサーの逆輸入車や国外メーカのエンデューロマシンが、今では考えられない価格で入手できた。車両規制も緩くて、どんな車両でもナンバー登録して堂々と公道を走ることが出来た。

よい時代だった。

しかし今は、国内メーカーのトレールバイクは瀕死状態、維持費の安い2ストロークマシンの消滅、国外メーカーのレーサーは価格高騰、排ガス・騒音規制によって牙を抜かれたマシン。環境保護を盾にオープンエリアは簡単に使わせてくれない、経済状態が悪いためか地元の協力も得られない。そもそも、不景気で主催者・参加者ともに余裕がない。

過去のブームの時にしっかりとした基盤を作っておけば、こんな厳しい時代になってあたふたすることは無かったのかもしれない。

今日、北海道のエンデューロ関係者が一同に集まって話し合いがもたれるらしい。過去のしがらみ、お家の事情、主義・主張、いろいろ問題があると思うけど、少なくとも今より明るい未来のために、みんな仲よくやっていただきたい。

いちライダーからのお願いです。

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