2008 恵庭エンデューロ - 泥沼日誌

2008年9月15日

2008 恵庭エンデューロ

■3台ごと30秒間隔でスタートし、スキー場の斜面を一気に登って行く。

久しぶりに味わった北海道らしい1DAYのオープンエンデューロ。一種緊張感が漂う木古内とは違って、和気あいあいとした雰囲気でした。道央の大都市圏で開かれた大会とあって、連休も重なってピットエリアは取り巻き連中で賑わっていました。10年ぶりの開催で多少不手際もあったけど、何より今回が初めてのオープンエンデューロ参戦というライダーが大勢いて、やり様によってはまだまだエンデューロの火は消えないぞと感じました。ここまでこぎ着けたスタッフの皆様ご苦労様でした。来年以降も開催できるように願っています。


■さて、今回うちのチームからは3名がエントリー、チーム員の知り合いが1名、そしてはるばる本州からMさんの旧知の仲間が3名エントリーしてくれました。その中に、以前無謀にも単独でSUGOのAAGPに参戦したときに、見ず知らずの私を歓迎してくれたあのお方もいました。

骨がまだくっついていないにもかかわらず、はるばる北海道までやって来てくれました。

当然、前夜は大歓迎会。

Mさんは盛り上がりすぎて『またやっちまった』と言っていたけど、
スタートはアクセル満開。

旦那さんは、コースが広すぎてどこを走っていいかわからないと言っていたけど、
コース上の好きなところを好きなように走ればいい。
それが北海道のオープンエンデューロなのです。


今回、北海道のエンデューロは初参戦の彼女。以前見た走りと度胸の良さから、レディースクラスの優勝候補と言ってしまったばかりに、結構プレッシャーを感じていたようです。1周目帰ってきたときは、慣れない高速林道や足の不安もあって、思うように行かないようでした。そこで、フリーピットタイムのルールを最大限に活かし、ラップされそうになっていたSAとAクラスのトップグループを先に行かせて、AやBクラスの早いライダーに引っ張ってもらう作戦を取りました。そして下りは目を瞑ってアクセルを開けろと...

経験豊富なサポート陣のアドバイスが効いたのかどうかわかりませんが、2周目のスタートではるか前に行っていた同じレディースクラスのライダーのすぐ後で帰ってきました。今回はコース設営の都合で、周回コースのゴールからピットエリアまで7~8kmのリエゾン区間があり、ピットでは正確な走行タイムがわかりません。他のクラスも駆け引きやトラブルもあって、レースが進むごとに順位は混沌としてきました。

コースの状況は見ていないので一切わかりませんが、聞くところによると結構荒れているらしく、転倒による破損やパンクしている車両が目に付きます。うちの合同チームのライダーも、外装のボルト脱落や、立ち木にヒットしてハンドガードを曲げて帰ってきます。それを見て、それまで飲んだくれていた取り巻き連中が一気に集まり、あっと言う間にマシンが修復され、休む間もなくライダーを送り出します。見かけによらず頼もしいやつらです。

そんな感じでレースは終了し、うちの合同チームのライダーは何ごともなく全員完走。レース全体の完走率もかなり高そうです。しかし、正確なタイムがわからないので順位は不明。レース後の至福の時を過ごしながらリザルトの発表を待っていると、いきなり表彰式が始まるというアナウンス。本来、暫定リザルトが発表され、抗議がなければリザルト確定で表彰式のはずですが、少ないスタッフでやっているのがわかっているので、文句は言わないでおきますか。

表彰式が始まり下位の入賞者から順に発表されていく。こういうのもちょっとした緊張感があって良いかも知れない。注目のレディースクラス。下から順番に名前が呼ばれる。3位まで彼女の名前は呼ばれていない。そして2位、1周目でバトルを繰り広げていたライバルのライダーだった。顔を見合わせて思わずガッツポーズ。怪我をおして、はるばる海をわたってきた甲斐があったというもの。

その他にも、うちの合同チーム7名のうち4名が入賞しました。

おまけに、B-2クラスの集計が間違っていたそうで、3位と6位だったのが2位と5位に格上げ。優勝は遠くからやってきたお友達だったけど、近年希に見る好成績。ピットでサポートしているだけでも楽しいレースでしたが、しばらく走っていないうちに、すっかり差を付けられてしまいました。

私も早く復活しなければ。

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