古き良き? - 泥沼日誌

2008年7月9日

古き良き?

■交差点ごとに立っていた警官もどこかにいなくなり、ようやく静寂を取り戻しつつある札幌の街。今日は、車検のために車を預けに行って、積んでいった自転車で自宅までサイクリング。途中の橋や跨線橋を除くと、自宅までは緩やかな下りが続く。気温も湿度も高めだが気分爽快。余裕があるとつい寄り道してしまう。

国道12号線を下って豊平川を渡ると、吸い寄せられるようにパソコンショップDo-夢の店内へ。ここは知る人ぞしる、Macを中心とした中古パソコンのメッカ。もちろんWindowsPCや新品も売っているけど、過去この店で買った物といえば、ジャンクのインクジェットプリンター¥980(現在も使用中)とか、すでに絶滅してしまった中古のトリニトロンディスプレイ、これまた絶滅寸前のSCSIの内蔵CD-RWドライブ(これも現役)など、他人からみればゴミのような物ばかり。今日は珍しく新品の4G USBメモリーをGET。
Do-夢から、自宅へ戻るにはJRの線路を渡らなければならない。東八丁目のアンダーパスは自転車を押して階段を登り降りしなければならないので、高架下を通れるサッポロファクトリー付近まで移動。そこでこんな幟を発見してしまった。

とくに骨董品には興味はないけど、とりあえず覗いてみる。中は薄暗くて、雑然と商品が並んでいて、客なのか店員なのかわからないような人たちでにぎわっていた。ここでは客も店員もアンティークな人たちが多い。中を3周ほど回って見たが、使えそうな物は値段や材質こそ違うが現在でも新品で手に入りそうな物ばかり。古美術品や古着もあるけど、自分にとってはただのガラクタにしか見えない。

そんな中でも一つだけ懐かしく思い出した物があった。


ヤマハ モトバイク MB-1とMB-5
と言ってもなんのことかわからない人も多いと思う。これは1970年代後半にオートバイメーカのヤマハ発動機から発売されていた、前後サスペンション付オフロード自転車だ。ダブルクラウンのテレスコピックフロントフォークに、スイングアーム式のリアサスペンション。前後ホーイールには自転車としては珍しいドラムブレーキを採用。ロングタイプのシートやアップハンドルなど、まるでモトクロッサーのような姿をしている。

子供の頃、三年分のお年玉でも足りなくて、親から少し補助してもらってようやく買った思い出の自転車。思い起こせば、未だにオフロードバイクなんかに現つを抜かしているのは、この自転車がきっかけかもしれない。当時、ものすごくゴツく大きく見えた車体が、今見てみると笑えるほど華奢に見える。この商品は新品のデッドストックらしく、各部に錆が浮いていたが使用した跡は無かった。値札を見たら、当時の二倍以上の値段が付いていた。

今なら、この値段で前後サス&ディスクブレーキ付のMTBが買えるな。

結局、骨董市では何も買わずに帰ってきた。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

懐かしいですねぇ。当時はモトバイの盗難も多くて、中古のモトバイを自家塗して乗っていた私は よ~く警察に停められました。
変速機や大型のヘッドライトなど装備した新車に憧れましたねぇ。

nagase さんのコメント...

高級DTさん、この自転車のことを知っているとは、かなり年季の入った方とお見受けいたします。
私が買った後すぐに5段変速のやつが出て、とても悔しい思いをしました。
盗まれないように、名前を書いていたような気がします。