侵入経路 - 泥沼日誌

2007年12月26日

侵入経路

いつの頃からか、RM-Z250のキャブレターのフロート室に細かい埃が溜まるようになった。年末年始はバイクには乗らないだろうということで、サクサクとバラして埃の侵入経路を探ってみた。


先日の雪中ライディングの後、大型車用の超高圧洗車機で洗ったせいか、いつもより多めに水と埃が溜まっていた。エアクリーナーに水が入らないように気を付けていたが、この凍り付き方を見るとキャブとエアクリーナージョイントの隙間から水が侵入したらしい。


しかし、雪の中を走ってここから埃を吸い込むことは考えにくい。その埃はどこかに溜まっていたものを吸い込んだに違いない。では何処から吸い込んだかというと...

フロート室を大気圧に開放しておくためのブリーダーホース。FCRキャブの場合、スロットルバルブの横から両側に各2本づつ、計4本のブリーダーホースがある。



ノーマルの場合、この4本のホースはすべてスイングアームの付け根から車体下に開放されているのだが、マディーコンディションでホースの出口に泥が付着すると、フロート室からガソリンが吸い上げられなくなり、エンジンが止まることがある。それを防止するためにブリーダーホースの片側1本づつを、このようにエアクリナーボックスに引き込んでいる。


このブリーダーホースをキャブから外し、パーツクリーナーを吹き込んでみた。


予想どうり、フロート室に溜まっていたものと同じ埃が大量に出てきた。埃が出てきたのは何れもエアクリーナーに引き込んでいる方、下に垂らしているホースはきれいなものだった。

この症状から考えられることは、ブリーダーホースから相当な量の空気を吸い込んでいるということ。そして、埃と言えども重量があるため、下から埃は吸わないであろうと言うこと。さらに、常に埃にまみれているエアクリーナーボックスに引き込んだせいで、ブリーダーホースからその埃を吸い込んでしまったということ。

他の同型車両と比べて、自分のマシンがのスロットルバルブが埃っぽいのも説明がつく。良かれと思ってやった対策だが、今後ブリーダーホースから埃を吸い込まないように、なんらかの対策を考えなければならない。

早く全車種インジェクションにならないかな。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なるほど!いつも参考になります!
確かに、ロードモデルの4連キャブなんかにはブリーダーに小さなフイルターが付いてますもんね!
簡単な方法としては「ホースの先にスポンジを付ける」等でしょうか?

nagase さんのコメント...

クララさんおはようございます。
私がオフロードバイクに乗り始めた頃、ブリーダーの先にスポンジをくくりつけていた先輩がいました。
ロード用のキャブもそうですけど、そんな物いるのかと思ってましたが、付いている物はやっぱり必要なんですね。